150-90と血圧が正常に戻ってきた。来週は戸田中央へ行くが、130-80まで下げると約束している。なんとかぎりぎり間に合いそうである。
現在の検査は三つ、血液型、組織適合性抗原(HLA抗原)、リンパ球交叉試験(クロスマッチ)である。レシピエントとドナーの血液型はAプラスで同じ、仮に不適合でもドナーの血液中の抗体が少ない場合は移植可能。抗体を除去するために、血漿交換を行うこともある。クロスマッチはドナーのリンパ球(特にTリンパ球)に対する抗体がレシピエントの血液中にないことを確認する。もしも陽性だと拒絶反応を起こす可能性が高く、移植は不可能になる。
他にドナーの適応条件として、感染症がないこと、悪性腫瘍がないこと、腎疾患、心疾患、糖尿病、高血圧、肝疾患がないこと等があげられる。
次回に詳細を聞いてくるつもりだが、ドナーは一週間の入院検査になる。わたしはその間に悪性腫瘍の摘出を済まさねばならない。先日の勉強会では約七十万円といわれたが、わたしは更生医療のお世話になる。
レシピエントとドナーの関係は2000年には親子が68.8パーセント、非血縁(配偶者)17.5パーセント。2008年には親子が44.7パーセントに下がり、非血縁が37.2パーセントに上がっている。
ちなみに、提供可能な臓器および組織を抜き書きする。脳死下では心臓、肺、肝臓、小腸。心停止下では腎臓、眼球、膵臓、皮膚、耳小骨、気管、心臓弁、血管、骨があって、他に血液がある。