二輪がなくなったので、小径の自転車を16年ぶりに引っ張り出した。ほったらかしだったので泥だらけだが、BB、ヘッド、ブレーキ、ペダル、チェーンホイール、フリー、前後のディレイラー等、鉄の部分以外はぴかぴかの状態に戻った。BBはカンパレコード、ブレーキはシマノ、チェーンホイールはスギノ、ハブはスプリント、リムはウカイ、ペダルはゼウスのチタニウムというようにばらばらの組み合わせだが、それなりに気に入っていた自転車である。
今回上京してから捨て置かれていた自転車だが、ベアリング部分にはカンパのグリスが使われていて、グリスアップの必要すらない。さすがカンパである。しかし、タイヤとチューブは腐ってしまった。元々は小径のチューブラーとして乗っていたが、クリンチャーの18×1-3/8のWO(ワイヤードオン)に切り換えた。そのタイヤが手に入らなくて困っている。昨今はアメリカタイプのHE(フックドエッジ)ばかりで、1.75と記載されている。同じ18インチであっても、ビードの形状が違うので互換性はない。要するに、昨今では18インチのWOは顧みられなくなった。確か井上ゴムから車椅子用のタイヤで同サイズがあったと記憶するが、間違いなく使えるかどうかの確認ができない。
リムやタイヤの寸法が時代によって変わるとは思っていなかった。だとすれば、スポークも作っていないことが考えられる。チューブラー用のリムとスポークはスペアを持っている。遠出をしないので、チューブラーに切り換えるのも一案である。
インチサイズの自転車を作っているのは日本と台湾ぐらいなものと思うが。それが理由で日本の自転車サイズは怖ろしく複雑である。チューブラーもWOもフランスサイズに統一すれば良いのにと思う。