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レナジェル不足   一考   

 

 米国ジェンザイム社のセベラマー塩酸塩錠に変わったのは良いが、やはり量が十分には行き渡らないようである。わたしの服用量も減らされてしまった。高リン血症は当分続きそうである。主治医に問い合わせたが、川口の薬局でも新規の入手は無理だそうである。
 血清リンの正常値は2.5〜4.5mg/dl、値が5.0mg/dl以上に上昇した場合を高リン血症という。手指が引き攣ったり、唇の痺れなどがおこる。捨て置くと、血管に石灰化が起こり、心筋梗塞や脳梗塞の危険性が高まる。それよりも、骨の劣化や変形が嫌なのである。長期透析患者はことごとく足の骨が変形し跛を引いている。
 今回の品不足は中外のレナジェル、キリンのフォスブロック(名称は異なるが同じ薬)共に委託製造会社の被災によるものだが、考えてみれば心許ない薬である。2003年6月から販売された新薬で、特許があってジェネリック薬品はない。検索したところ、九月末には元に戻るようである。
 クリニックで苦言を呈したところ、取敢えずアルファロール〈ビタミンD〉を頂戴したが、これでは解決にならない。

追記
 他のリン吸着剤としてバイエル薬品のフォスレノール(炭酸ランタン)がある。昨今、中国の輸出規制で問題になったレアアースが原料の一部に用いられている。


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2011年06月23日 23:35に投稿された記事のページです。

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