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災害関連死   一考   

 

 気仙沼で八十代の夫婦が無理心中した。妻を絞殺後、夫は電気コードで縊死。夫婦の自宅は東日本大震災の津波で損壊。妻は寝たきりで介護を必要とした。
 五月の自殺者数は岩手県三十二人、宮城県五十人、福島県六十八人。福島第一原発事故が収束しない福島県が十九人増えている。阪神大震災では地震発生後しばらくたってから高齢者の自殺が相次いだ。多くが仮設住宅で一人暮らしだった。
 津波で建物が全壊するなどして運営できなくなった高齢者施設が三県で約八十箇所に上り、入所していた高齢者約三千三百人が現在も他施設で避難生活を余儀なくされている。岩手で約五百人、宮城で約千二百人、福島で約千六百人。このうち認知症の患者数は四百から六百人とされる。環境の変化などで症状が悪化するケースが多く、施設再建への支援が求められる。被災した建物の多くは賃借物件なので再建に国の補助は受けられず、自治体にも支援の枠組みはない。
 詳述しないが、原発周辺の入所施設から避難した知的障害者の死亡が相次いでいる、こちらも同様である。


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2011年06月17日 21:16に投稿された記事のページです。

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