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被曝   一考   

 

 透析中ニュースを見ていたのだが、郡山で小学生の鼻血が多発しているようである。沖縄の喜友名さんが原発で内部被爆し多発性骨髄腫で死亡、初の労災認定を受けたとの報道があった。家人によると風呂場で血の塊が鼻から噴き出たとあったが、やはり頻繁に鼻血が出たと証言している。病気を発症してからの一年は老人のようになってしまったとも。
 喜友名さんが被曝した線量は六年四箇月で99.76ミリシーベルト、年間15.8ミリシーベルトだった。東電の200ミリシーベルトと比して遙かに低い。原発に従事した労働者7829人中内部被曝量を測定したのは約1800人、なかには5.2ミリシーベルトで白血病を発症した人もいる。
 東電社員ならびに作業員の中から八人の被曝者が出た。放射線医学総合研究所の評価で三十代社員の被曝量は678ミリシーベルト、四十代社員は643ミリシーベルトと判明。新たに六人が250ミリシーベルトを超えた可能性があると厚労省が発表。また、双葉厚生病院の関係者三人が、除染後の検査でも高い放射線量の値を示したため、第二次被曝医療機関に搬送されていたことも判明した。
 放射性物質がピークだった三月に福島第一原発で作業していたのは3726人。そのうち内部被曝量が判明しているのは約六割の2367人。残る1359人の半分は検査すら受けていない。これから被曝者が続発する。前記、郡山の小学生は十年後にどうなるのだろうか。


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2011年06月16日 17:01に投稿された記事のページです。

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