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辞任   一考   

 

 朝日新聞社説の鸚鵡返えしのごとき民主党の言い分を聞いているに、彼等は震災を政権維持のために利用しているに過ぎない。猫も杓子もこの大変な国難に当たってとか、被災者のために野党は無条件で協力すべきだと云う。ところが、捩れ国会になった理由は国民が民主党を見放したからである。責任は民主党の現執行部にあって、自民党側にあるのでない。実情は震災復興が進まないから菅に辞めろと云っているのである。民主党が云うような大連立になれば体政翼賛会の再来ではないか。
 自民党が云うように、連立は復興支援に関する法律、すなわち現地の規制緩和もしくは特例法に限るべきである。復興に関し、民主党の案件で足りない部分を自民党が補っているが、その内容は項目にして四百を超える。ごく一部は民主党が取り入れたが、山積みにされた小中学校の校庭の汚染土砂の撤去など、直接票に結びつかない項目は無視している。要するに、子供に関する特例はただの一件も通していない。民主党がかくまで姑息な党だったとは思わなかった。国民は二度と民主党に政権を取らせないであろう。

 「やっと菅が引退するようである」と書いた。しかし、首相の地位にかくまで執着する菅に、何人がいかなる手立てを以て引退させるのか。二次補正と特例公債法案に目処がつけばと云っているようだが、目処などつく筈もなかろう。きっと、自民党に責任を転嫁して居座るつもりでないだろうか。菅と岡田幹事長は共に我執の人、自分の思い込みが世のすべてであって、ひとの意見に耳を貸すようなタイプでない。だからこそ、方法は不信任案しかなかった。その採決に失敗した時点で、小沢一郎の政治家生命は終わった。そのことについて小沢はどう思っているのだろうか。


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2011年06月05日 23:32に投稿された記事のページです。

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