土曜日は透析の日だが、停電は中止の模様。わたしの穿刺時間は九時八分なので、九時には病室へ這入るようにと云われる。指示がおそろしく細かくなった。これも計画停電のせいである。
透析へ行く前は停電が多い、従って信号機は点いていない。馴れていないのか、頻繁に信号が無視される。どのような道にも優先順位はあるが、信号機が無点灯の場合は双方が一旦停止するのが作法である。互いの次の動きを目か手で確認してからでなければ前進はできない。その確認が覚束ない、とりわけ原付バイクが一旦停止を怠る。自転車感覚で乗っているのがその理由と思われる。危険この上ない。
節電で夜の国道、高速道路は街灯が消えている。神戸の震災時は真っ暗闇だった、それと比して随分とましだが、何時もと勝手が異なるのは仕方がない。ガソリンがないので、街を走っているのはプロパンを使うタクシーのみ。赤坂の夜にタクシーの列が戻ってきたのは良いが、客がまったく居ない。ホテルも閑古鳥のようである。
拙宅の暖房は電気を使っている、よって暖房は切ったままである。寒く思うときもあるが、火燵すら遠慮している。節電をモットーにしているが、例外は風呂、穿刺箇所が痛いからである。