気仙沼の市立病院は市内で残された唯一の透析治療が可能な病院である。近郊の透析患者が集まり、約二百人がフルタイムで治療を受けている。透析の血液回路があと二日分でお仕舞いとか、ヘリコプターを使ってダイアライザーと血液回路、生食と薬品などを急送できないのだろうか。
妊婦健診、人工呼吸器、透析治療等々の紹介をしているのはNHKのみ。民放は何度も放映している刺激的な映像を繰り返している。このような非常時ですら視聴率を気にかけるとは世も末である。
公共の交通機関はたとえ間引き運転になっても運行すべき、たとえ一般家庭の電源を切ってでも。数年間に及ぶものゆえ、停電なら停電にしないとダイヤグラムの組みようがないではないか。病院の電力も切られない、人工呼吸器を用いている家庭の電源も切られまい。発電機やバッテリーの手当が済んだとは聞いていない。優先順位はなにがあっても遵守すべき。計画停電と云いながら、奈辺に心算があるのか。
福島第一原発の二号機の炉心が暴走をはじめそうな雰囲気である。避難距離は十分に取っているのだろうか。格納容器の損壊について楽観的な意見ばかりが跋扈しているが、実態はどうなのだろうか。事前に予測可能なことゆえ、最悪の事態をも考えておくべきでないだろうか。
私事で恐縮だが、三郷市は今日は停電がなかった。拙宅では風呂から電話に至るまでが停電だと使えなくなる。昔のガス釜だと沸かせるのだが。現今の電化生活の不便さを思う。