ゆっくりと走り出せば音はしないが、わたしの癖でアクセルは突き当たりまで踏む。その度にバーンバーンと車が唸る。まるでドアを強く開け閉めしているようである。後方から聞こえるが、車で異音が出るのはエンジンルームに決まっている。他に異常はなさそうなのでこの二週間ほど捨て置いた。それがこの二、三日マフラーがパンパンと詰ったような爆発音をだすようになった。周章ててボンネットを開けると思ったとおり、エンジンが一気筒抜けているようである。前回の車検でキャブは交換済みなので、コイルか点火コードだと思われる。
わたしの車のエンジンは水平対向四気筒1800ccだが、思い切り吹かしていると煙りが出てくる。右エンジンの後方下部のOリングからオイル洩れ。これは簡単だが、穿刺のせいで腕が動かない。片腕ではなにもできないので、とりあえず戸田の修理屋まで。高速道路を走って、なおのこと修理箇所が明白になった。車はノーマルのままなので180キロまでしか出ない。で、1××キロ(違法速度なので記載できない)からの加速が思うに任せない。たまに三気筒で走っているようである。
必要なパーツは月曜日に入る。ついでに戸田の市役所で昨年の納税証明書とロジャーズで靴を買う。久しぶりのロジャーズだが、三郷にあればよいのにと願うことしきり。