幹郎さんから栗の花の蜂蜜を頂戴した。わたしは基本的に甘いものを食さなかったので、食べ方がよく分からない。蜂蜜で馴染みなのは少量カレーに入れるか、コーヒーノキから作った黒褐色の蜂蜜のみ。後者は砂糖と比して独得の風味(微かにジャスミンの香)があって珈琲とすこぶる相性が合う。こちらも上島珈琲で教わった。ちなみに、ホットケーキやフレンチトーストとも合う。喫茶店で働いていたときに実証済みである。
季村さんが元町五丁目の茜屋珈琲店について書いていらっしゃる。コーヒーノキ(コーヒーの木)はアカネ科コーヒーノキ属に属する植物の総称、屋号はそこから取られている。今では全国区の喫茶店だが、本店は神戸三宮駅北側にある。茜屋軽井沢店の柘榴のジュースとコンコード(過去掲示板で何度か触れている)の葡萄ジュースはわたしの好物だった。共に生ジュースで、季節限定メニューである。ちなみに、茜屋珈琲店元町店に入浸っていた俳文堂主人有川さんは砂糖の取りすぎで糖尿病に罹り、それが理由で死に至った。
余談ながら福原のハイボールセンター100万ドルではじめて飲ませてもらった飲料が明治屋のグレナデンジュースを炭酸で割ったもの。小学生の時のはなしだが、爾来柘榴ジュースには特別の思いがある。