パジャマを繕いたいのだが、ミシンやスチームアイロンが手元にない。二十年ほどむかしに買った記憶があるのだが、どこへ消えたのだろうか。女性のせいにしたくはないのだが、女性が変わるとわたしの持ち物も大きく変わる。といって新たに購入する気はない、荷物が増えるのは勘弁である。今回の引越で随分と荷物を捨てた。トラック一台分になるが、捨てたと云うより捨ててもらったと云うに相応しい。幹郎さんがその一部を新著「田舎の日曜日」(みすず書房)で書かれている。
頂戴した書物の御礼を書かねばならないのだが、今日は遠慮しておく。月並な誉め言葉でお茶を濁すような付き合いでないからである。十二月十八日は幹郎さんの山小屋メンバーの忘年会。久しぶりの宴会なのだが、生憎とわたしの透析の日に当たる。従って九時までは幹郎さんにバーテンをお願いする予定。相済まぬことゆえ心苦しく思っている。