開店時間がおそくなったので、閉店も相応に遅くなっている。ただし、事前に電話連絡が欲しい。基本的に暇なので十二時にお客がなければ帰宅するからである。今週は常連さんは一人のみ、他はことごとくが一見さんで遅がけの客だった。初手の客はありがたいのだが、当店はスコッチの専門店でと一から説明しなければならないのは些か疲れる。それにしても、小さな雑居ビルの三階へどうして一見さんがいらっしゃるのであろうか。
帰宅時、この三、四日の気温は十二度。わたしの身体にはちょうど良い塩梅である。店は商売なので暖房を入れているが、往き来の車ならびに拙宅はまだ暖房を入れていない。清清しい日々である。駐車場までは休みなく歩かれるようになった。もっとも、追い越されるばかりで人を追い越すことはない。