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雑音   一考   

 

 政治には金が掛かる。よって資金を頂戴してもよろしいから、革命を起こしてくれる人に一票を入れたい、というようなことを羽仁さんが書いていた。傑れた専制主義よりも、悪しき民主主義を選択してきたのが日本の戦後の歴史である。されば革命とは云っても悪しき民主主義のそれでないと整合性が取れない。その悪しき民主主義の典型が小沢一郎でなかったかと、かつて彼が自民党を割ったときから思っている。少なくとも、数が力だという彼の思いはわが国にあっては正しい。
 わたしは官僚頑張れの一人なので、菅とか岡田と云った官僚どっぷりの政治家は結構なのだが、それにしても人間的魅力に欠ける。現状では野党の党首を政権の中枢に、もしくは首相に持ってこない限り、一本の法律も国会を通過しない。そうした芸当が菅にできようはずもない。他方、小沢にとってはなにもかもが二党制を成り立たせるための素材でしかない。わたしは菅が首相になることには最初から反対だった。二項対立の対象に小沢を持ってくるのはよい、しかし、彼に小泉の真似はできない。権力に執着しているのははたしてどちらなのか。政治家として良識があるのならここは一番、小沢に委ねるべきでないだろうか。


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2010年08月31日 23:01に投稿された記事のページです。

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