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北里退院   一考   

 

 今回の入退院に関し、逐一幹郎さんと関さんの世話になった。今日も退院祝いとかで早速拙宅の近くの回転寿司へ出掛けた。栄養士が聞けば目を白黒させるような禁止食品ばかり腹一杯詰め込んだ。そして浅蜊の味噌汁を二杯、どうなるかはしらないが当然大量のクレメジンも服用。
 透析だが、取り敢えずブラックアウトからは解き放たれたようである。一箇月ほど経てば痒みからも自由になるそうな。疲れや痒みはともかく、ブラックアウトからの解放はなににもまして喜ばしい。そして透析のダメージはすこぶる小さい。個体差が激しく、主治医から脅されていたので気に病んでいた。確かに、術後、動かれなくなる方も多くいらした。わたしの場合は直後足下がふらつく程度で、どうということはない。
 透析の種類の多さに驚いた。わたしが受ける透析は透析の内なる一療法で、血液や血管、肝臓、心臓などなど、あらゆる病気から透析に至ることを知った。
 やはり問題になるのは、ナトリウム、カルシウム、カリウム、リンの血中濃度で、蛋白はほとんど問題にならない。とはいえ、ここにも個体差があって、あくまでわたし個人のはなしである。何度も繰り返すが、透析に一般論は通じない。療法は一部似ているが、結果は個々に異なる。
 クロアチニンは透析後、9.41から5.49へ急落したが、カルシウムとリンはそれぞれ12.3、5.8と異常値を示している。透析ではどうにもならない数値で、食事療法でしか解決しない。ここ二週間ほど、食事は医師の管理下にあったが、ここまで管理しないといけないかと愕かされた。当然、薬物療法に二種類の吸着剤が新たに加えられた。今回の東葛クリニックではさらに吸着剤が加えられるようである。
 幹郎さんとは随分とブラックアウトの話をした。彼によるとここまでブラックアウトについて書き込まれた文章はないようである。しかし、かかる文章があろうがなかろうがどうでもよい、わたしは強く自分自身を意識の管理下に置こうと努めてき、それが破綻する場を垣間見る状況に追いやられた。その絶望感を書き記しておきたいのである。
 そのブラックアウトと密接な関わりを持つのが汗線である。透析をはじめてごく一部だが、汗が戻ってきた。汗と失意、そこのところの関係を究明しなければならない。
 幹郎さん、有り難う。


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2010年08月28日 12:47に投稿された記事のページです。

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