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尿毒素   一考   

 

 尿毒素がもたらす症例に、手脚のしびれ、筋肉痲痺、脱力感、倦怠感、腰から下が抜ける感じ、吐き気、腰痛、下痢、不整脈などがある。
 その尿毒素は急に回ったのではない。四年ほどかけて生じたのが現状である。現在の歪な血液状態が今のわたしには正常になってしまっている。それ故、血液の状態を急速には戻されない。様子を見ながら徐々に戻してゆくしかない。透析器の濾過率を五パーセントずつ上げてゆくようなものである。気長に付き合うしかない。

 この件に関して、透析を受ければ即刻元気になるとほとんどの方は思い込んでいる。しかし、何度も繰り返すが、腎不全に治療法は存在しない。人工腎臓を用いても高カリウム血症へ至るのを遅らせることしかできない。どの程度遅らせることができるのかは、その人の食事制限、水分制限の結果次第である。人工腎臓はそのための手助けでしかない。要するに死が約束された病であって、人生と同じである。透析を何年続けたかは問題にならない、一年であれ十年であれ、その期間はその人の寿命と比例する、とわたしは思っている。


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2010年08月27日 20:31に投稿された記事のページです。

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