何時になるかはともかく、引越の用意として「国民健康保険特定疾病療養受療証」を市役所で発行してもらった。「戸田市重度心身障害者医療費受給者証」は戸田市内の病院しか通用しないからである。書類は指定医でなくても主治医でよいと云うことで、浦和と戸田を二往復して片付けた。おかげで睡眠不足、ふらふらしている。これから医療費は身体障害福祉課へ、薬代は国民健康保険課へと手間が煩雑になるが、負担額は一万円に抑えられる。
三月末日ぎりぎりでオートバイの廃車手続きが済んだ。これで今年の車税がいくぶん安くなる。廃車手続きは二度目なのだが、いつ経験しても難しい。詳細は書かないが、あの広い陸運局のなかを何度行きつ戻りつさせられたか。最後に税務署へ申告書を提出するが、係の女性が「これで全部終わりました」と云ってくださったときは嬉しくて涙がこぼれ落ちそうになった。
このところ掲示板への書き込みもなく、心配をお掛けしている。毎日、不動産屋回りに明け暮れている。今日は草加から北越谷まで足を延ばした。流石に北越谷まで行くと安価な物件があるが、赤坂まで車で一時間半掛かる。これには考えこんでしまった。
三十分遅れの開店になったが、神戸からのお客さんがあった。山本六三さんや湯川成一さんのはなしになったが、途中で岡田露愁さんの近況になった。露愁さんはわたしが過去出遇った絵描きのなかでは最も才気煥発な絵描きだった。絵描きと書けば叱られるかもしれない。あらゆるチャンネルへ越境し続ける御仁である。過去にクルヴェルやラルボーのカバー絵でお世話になった。下記ホームページのガラス絵をご覧あれ。どこかで見た絵が出現するはずである。
http://www.roshiw-art.com/index01.html
露愁さんと多くの書物を造りたかったのだが、儚い夢となってしまった。ただ、彼が元気なことを伺い、わがことのように嬉しい。