山崎医師が血液検査の推移が一目で分かる数値表を作ってくださった。それによると、尿酸、ナトリウム、カリウム、血糖などが標準値にまで下がっている。確かに食事制限が効いているようである。特にカリウムは生野菜や果物に大量に含まれているために、制限が非常に難しい。水漬けのフルーツ罐を無理をして食しているが、カリウムが減るのはいささか嬉しい。
このところ、日常生活が二進も三進もゆかないので、血液検査表がわたしの唯一の話相手となっている。などと書けばお寒い限りだが、いまのわたしに必要なのはどのようなことでもよろしいから自信をつけることなのである。カリウムが減っている、それだけでエッヘンと威張りたくなる。それが内弁慶だというなら甘んじて受けようではないか。
山崎医師からカリメートを減らして活性炭を増やす、もしくは活性炭だけでもよいかもとの指示を受ける。早速、そのように書き直した処方箋を頂戴する。わたしは医者ではないが、自らの病症についてあれこれと思いを巡らしたい。考えることによって少しでも客体化できるからである。
ここまで書いて外を覗くと雪、帰られなくなるので今日は早仕舞である。