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先輩と後輩   一考   

 

 同居人が出張である。わたしはと云えばおでんを大量に作り置きし、大根と蒟蒻と玉子以外は二人前ずつ抛り込む。別につぶ貝とスケトウダラの卵巣の煮付けがあるので併せておまんまを頂戴している。
 かつて掲示板で書いたが、わたしは一日二食、一食は低蛋白米160グラムである。ところで、外食の牛丼とやらは並盛りが260グラムもあって到底食べられない。松屋に180グラムの小盛りができてやっと手の届くものになった。十代から二十代にかけて山本六三さんと一緒だった頃はさらに食べなかった。八島の天丼を二人で二等分して恰度の量だった。なぜか、二人とも食べるということに嫌悪感を抱いていた。飲みながらの葱炒めや鱧皮酢、生鮨(しめ鯖のこと)が十分に食事の代わりになっていた。
 わたしが遠慮なく食べるようになったのは二十五歳から後のはなしである。既に余生なのだからなにをしても構わないだろうと思っていたのだが、覿面に体重は増えた。一時は70キログラムを超えたことすらあった。現在は65キロから55キロのあいだを行きつ戻りつしているが、これでも多いと思っている。食べ物の質量は血液検査を睨めっこしながら決めている。次回二十二日の血液検査で輸血の結果が出る。

 成田一徹さん来店。彼は多血症で定期的に瀉血を施しているらしい。因果関係はまったく逆だが、似た症状を呈す。即ち頭痛・めまいなどの非特異的な中枢神経症状や高血圧である。血液検査表をお見せしたがさすがに詳しい。
 神戸在の石井一男さんのはなしになる。石井さんは神戸らしい強烈なニヒリズムに色彩られた画家、一度お会いしてみたいと思っている。成田さんは夢野台高校の後輩、石井さんは先輩のようである。もっとも三日ほどしか行っていない学校だが。


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2009年12月14日 23:25に投稿された記事のページです。

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