身障者の手続きがこんなに面倒なものとは知らなかった。役所の担当者は同情しきりだが、医師側の書類が個々の病院の条件によって異なる。北海道で起きた事件を境に安易に認めないとの風潮(自己規制)ができあがったのかもしれないが、月五十万円の診療費をもたらす患者の囲い込みに真意がありそうである。そこには個としての医師と組織としての病院の葛藤も絡むようである。微妙な問題なので固有名詞は一切省くが、透析をはじめてからでなければ診断書・意見書を書くことはできないのが相場のようである。
資格認定は書類提出から一箇月半あとだが、発症から認定までのあいだ、個々の患者が負担するであろう金数がわたしには理解できない。病気をすると湯水のように金は消えてゆく、それはわかっているのだが、世の中には貯えを持たないひともいる、そのようなひとはどうするのであろうか。貧乏人は迂闊に病気もできない。
わたしの手に負える問題ではないので、またまた主治医を煩わせることになった。休日にもかかわらず、山崎医師は電話に齧り付いて、この難儀からわたしを救ってくださった。感謝の一念あるのみ。
昨夜、帰りしなに車に乗ろうとして足首を捻った。今朝から痛みがあったが上記諸用のため、終日動き回った。そのせいで骨折箇所が腫れあがっている。折角くっつきかけたところが外れたような痛みである。湿布を施したが、今日明日は忙しい、困ったものである。