店の烏龍茶がなくなったので買いにゆく。遅かったので売れ残った寿司が安売りになっている。高蛋白に高カリウムだがどうしようかと迷う。海苔などで巻いていなければよいのにと考える。巻き寿司を半本食べると他になにも食べられなくなる。しかし今日は休み、あとは野となれ山となれ、と思い切って贖った。当然、醤油は抜き、先程から眺めているが、まだ手はつけていない。
moonさんからのメールの末尾に「食餌療法のお料理、不味そうですね」とある。塩抜きの料理なんぞ喰えるわけがない、「負け惜しみ」と書いた理由である。過日、ポテトフライと格闘した。栄養士のお薦めはパン粉をつけたイモフライだが、わたしはポテトフライが食べたい。塩の替わりにチリペッパーとバジルを用いた。食べられなくもないが、きっと馬居七郎兵衛や大谷五郎右衛門なら腰を抜かしたに違いない。
蜂須賀家とチリペッパーの関係についてなど、さぞかし面白い文化史ができると思うが、今のわたしにそのゆとりはない。いずれにせよ、食べられるものの一覧表をつくり、あれやこれやと試行しなければならない。試作品をつくるに一年は掛かると思っている。