一汁二菜が基本である。飯は140グラム、みそ汁は80cc、菜は卵焼きのあんかけ、量は玉子半個分、それに小鉢に菠薐草のお浸しを少々。松屋の牛飯やカレーの半分の量と思えば間違いない。家で飯を炊くと150グラムずつラップで巻いて冷蔵庫へ入れる。ただ、副食が玉子半個ということはない。一度だけパン食だったが、6枚切り食パンを2枚と玉葱のスープを100cc、それに5グラムのマーマレードと牛乳のみ、学校給食ですらマーガリンが付いたのにと思う。これが一食660円、一日あたり1980円である。要するに病院食は思った以上に高価な粗食である。コンビニの弁当と違い、日替わりなので、それなりに原価は掛かる。それにしても、企業努力が入り込む余地はそこら中にある。わたしが給食屋なら半額で成り立つ、他は賂か。
身体に生じるトラブルはひとつずつであって欲しい、と勝手なことを思う。二十二日の昼からなにも食していないので、先ほどインスタントカレーを食べた。温めるだけなので、健康であれば三分でできるのだが、三十分以上掛かる。食する時間を加えると、小一時間費やしたことになる。カレーが腎臓に良いか悪いかといえば悪いに決まっている。しかし食欲がなく、口が悪い(味覚がないの意)。明日、見舞い客が訪れるという。幕の内弁当でも買ってきていただけると有り難いのだが。