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ウルトラC   一考   

 

 タコメーターのワイヤーが鈴鹿のパーツ店に二本在庫があった。二、三日で送られてくる。このようなときにインターネットの有り難さを感じる。昔だったら大層な電話賃が掛かったに違いない。ものの世界でのオンライン化には助けられる。しかし、知の世界にあってはどうだろうか。
 「ネットは能動的なメディアなので、暇があって、問題意識がある人にしか波及しない。ユーザーは、時間を割いて検索したり、ブログを書いたりしない限り、“ネットの知”には参加できない・・・それでも既存の秩序を取り崩し、新しい動きを進めたいなら、ネットコミュニティー内の議論で終始するのではなく、エスタブリッシュメント層にも届くよう言葉を磨き、説明し、分かってもらう努力が必要」というようなことを「日本のWebは「残念」 梅田望夫さんに聞く」のなかで梅田さんが語っている。
 当然のことだが、わたしにはなんらの異議異論はない。ネット上での学術論文の層の厚味は米国と日本のそれとでは比較にならない。ただ、梅田さんのいうハイソに興味はないが、その逆の低人の方にはいたく興味がある。ハイソか低人かは個人の好みだが、その狭間にいる多くのひとたちには嫌悪を通り越して憎悪をすら抱いている。
 例えば、次期総理にしても鳩山兄弟の知的水準から推してそのまんま東であってもまったく問題は生じない。いっそたけし軍団全員でもって内閣総入れ替えにすればどうだろうか。大臣の陰口を叩けば、即軍団の殴り込みである。想像するだけでも愉しげな内閣になること間違いなし。ところが、そうはならないところに、前述の狭間にいる多くのひとたち、言い換えれば保守そのもの、常識にどっぷり浸った存在としてのマジョリティがいる。
 もっとも、自民党というのは社会党であれ、郵政であれ、政権維持のためにはどのようなウルトラCでも編み出す。次はいかなる妙技でもって国民を唸らせるのか、楽しみにしている。


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2009年06月25日 19:59に投稿された記事のページです。

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