鳩山邦夫前総務相を思わせる正義の味方はどこにでもいる。西方ではラフサンジャニとムサビがハメネイ、アフマディネジャドと悶着を起こしている。マスコミは保守派、改革派と囂しいが、要は権力闘争でしかない。抑圧する側もされる側も正義の味方であることに違いはない。
バシジに変わって革命防衛隊の登場になりそうだが、そうなれば夥しい数の犠牲者が出るやもしれず、「サッカーの試合の後の暴動のようなもので、大したことはない」と切り捨てられる大衆は堪ったものでない。躍らされる大衆に責任があるのか、シニカルになりきれないイスラムの文化そのものに責任があるのか、いずれにせよ、正義ほど恐ろしいものはない。