定額給付金の申請用紙及び自動二輪の任意保険用紙の書き込みをやっと済ませた。9ポの大きさの文字ならともかく、両用紙共に文字が小さすぎてなにひとつ判読できない。以前は人に頼んでいたのだが、今回は自分で処理しろと拒否された。仕方のないことだが、どうしてあのような小さな文字を用いるのだろうか。同じように困惑している老人は多くいると思う。
9ポと書いたが、その大きさでも読むにいままでの三、四倍の時間が掛かる。ルビに至ってはそこになにかしら文字らしきものがあるという程度にしか分からない。急速に書物から遠ざかっていると書いたが、視力の衰えはどうにもならない。悲しみと苛立ちが手に手を取って押し寄せてくるのが老いである。