マスタングのバッテリの寿命が尽きた。木村さんによれば新車のときから替えていないそうである。だとすれば十年、五万八千キロもったことになる。夜間の走行が極端に少なかったのであろうか、信じられない期間である。密閉式MFバッテリで背丈が低く国産品では間に合わない、よって純正品を購入した。容量が小さいのでベンツやBMWの半値だった。秋月電子通商が扱う台湾クローンのような商品も探せばあるのだろうが、メイド・イン・チャイナには懲りている。
アメリカの車メーカーは四月頃には破綻する。会社更生法では退職者の健康保険などから会社が解放されないからである。一気になくなりはしないが、やがてテスラ・モーターズやアプテラ・モーターズのようなメーカーが勃興してくる。日本メーカーも同様であって、バッテリやモーターの専門メーカーが車を造るような時代がやってくるかもしれない。四輪の世界も電動アシスト自転車や電動スクーターのようになる。いずれにせよ、これからは異種産業を引っくるめて新陳代謝が激しくなる。
究極のハイブリッド車というべきトヨタの「FT-HS」が紹介された。ホンダも方針を変更してハイブリッド車を造りはじめた。それにスズキと三菱を加えた四社が生き残りを賭けて闘う。