電気毛布の歴史は古く、もともとは結核患者の医療補助具として開発された。派生商品に電気敷布があり、ホットカーペットがある。このホットカーペットと電気やぐらこたつはおそらく日本にしかない商品だと思われる。パリ在の友人が秋葉原で100V用コンバーターとAとCのプラグアダプターを購入、重宝していたのを思い出す。ちなみにフランスのプラグはCとSEの二種、電圧は127、220、230Vと統一されていないらしい。
開発者の東京芝浦電気の山田正吾について書きたいのではない。またそれら日本人の生活に根ざした電化製品の歴史について書きたいのでもない。ただ、土屋さんがパリで寒がっているとのはなしを小耳に挟んだ。一人用サイズのホットカーペットと寝袋があれば人生は暖かくなる。奇特な人はいないものか。