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痙攣   一考   

 

 土曜日は久しぶりの新宿行、朝までナベサンのナオさんと唄う。帰宅後、ふくらはぎが攣り痛みで二度三度と覚醒。このところ腰痛が出ないので安心していたが、どうやらふくらはぎの痙攣に魅入られたようである。
 途中でAgeの弘子さんも合流、三枝和子さんの話に時を忘れる。改めていうまでもないが、弘子さんとの付き合いは長い。そして私たちの交わりはどこかしら間が抜けている。旅をしていても積極的な意見、例えばどこそこへ行こうとか誰それと会おうといった意見は出てこない。すべては行き当たりばったり、投げ遣りで捨て鉢なのである。年齢のもたらすものではなく、個々の生き方に起因すると思っている。
 団体だとその消息はさらに顕著になる。個々がてんでんばらばらなのである。勝手な時間に起きだして杯を傾けては酔いつぶれる。全身を投げ出しての高鼾があれば、輾転反側するひとがいる。要するに、ひとの心情に関与しないという優しさを互いが持っている。言い換えれば、ひとのはなしは聞くが訊かない、云いたくないことは口にする必要がないのである。
 mama-witchさんが書いている「本人が話さないことは何も聞くな」(http://witch-vill.blog.so-net.ne.jp/)はもんきゅに限らず、新宿ゴールデン街の不文律である。逆にいえば、しゃしゃり出るひとは意外なところから攻撃を受ける。先夜もお喋りなオカマちゃんがいて自分の作詞を自慢、他の客から「おまえは詰らない」と宣告されていた。私なら口にしない言葉だが、宣うだけの優しさをその客は持ち合わせている、さすがナベサンの常連客である。
 さて、美が痙攣的だと宣ったひとにとっては愛も痙攣的なものだったらしい。あれでは全体主義は痙攣的と宣言しているようなものである。だとすれば、私のふくらはぎの痙攣も追放しなければならない。なにかしら方策はなきものか。


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2008年12月22日 16:09に投稿された記事のページです。

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