キルケニーの在庫が跡絶えた。サッポロとギネスが責任の擦り付けあいをしていて見苦しい。もっとも、ギネスの意見自体がサッポロ経由なので、噂のいきを一歩として出るものでない。そのようなビールメーカーだから四位に顛落しもする。発言は転変するも、どうやら九月中に二回目が入荷されるようである。とんと見掛けなくなったキルケニーだが、ヒロユキさんが玉川上水から運んでくださっている。ですぺらにはもっか四十本ほど在庫があって、八月一杯はもちそうである。
サッポロはいっそギネスの子会社としての生き残りを考えればどうか。それでなくとも、外資の禿鷹ファンドに狙われている。三菱グループの麒麟麦酒や三井系の大日本麦酒同様、ディアジオ社傘下のビールメーカーがあってもよい。ディアジオ社と関係が深いのはキリンビールだが、なぜか日本国内でのギネスビールの販売権はサッポロビールが持っている。それを利用しない手はないと思うのだが。