レイアウトが崩れる方・右メニューが表示されない方: >>シンプル・レイアウトへ

« 自家中毒 | メイン | 旧字の薦め »

新入荷ボトルの一部   一考   

 

 ヘヴィリー・ピーテッドの寡多録を解体して本体へ収録。新入荷ボトルの寡多録を新しくした。それに伴って寡多録の三分の一を刷り直した。このところ、ボトルの新陳代謝が目まぐるしく、二箇月に一度は寡多録を刷り直している。
 クラガンモアの17年と29年の在庫はほぼなくなったが、新規に購入した。エイコーン扱いのグレン・キース(イアン・マクロード、13年43度)とポニリ・ジャパン扱いのブナハーブン・ピーテッド(シグナトリー、10年46度)とスリーリバーズ扱いのブレイヴァル(イアン・マクロード、11年46度)が入荷した。売価は1000円から1300円のあいだ。
 ブナハーブン・ピーテッドは前回紹介したカスク・ストレングスの加水タイプ。アン・チル・フィルタード・コレクションの一本、リフィール・シェリー・バットで852本のリミテッド・エディション。ポートエレン・モルティング社のモルト(38ppm)を使用。チーフテンズにはたまに失敗作があるが、アン・チル・フィルタード・コレクションは後熟がうまく行っている。今のところ失敗作に当たったことはない。ブナハーブン・ピーテッドもすこぶる美味である。
 
 「嗜み」第二号の取材先が目白の田中屋に決まった。いよいよ栗林幸吉さんの出番である。ウィスキーとワインに関しては東京随一の酒屋である。地酒日本一の神戸のすみの酒店の先代から和泉を教わり、その和泉のワインの卸し先ということで私は田中屋を知った。もっとも田中屋で私はモルト・ウィスキーしか買っていないが。とにかく栗林さんはウィスキーに詳しい。十年前、二十年前のモルト・ウィスキーのはなしが自在にできるのは彼しかいない。
 今回は酒のためなら乾坤を賭すといわれる佐々木幹郎さんが相手である。栗林さん曰く「要は飲ませてりゃいいんでしょ。飲ませるのは得意ですよ」幹郎さんは彼となら間違いなくはなしが合う。実はさらにめずらしいウィスキーをと、三回目にはエイコーンを考えている。バーの次が酒屋、その次がインポーターで、そのまた次がボトラー、その次に蒸留所を予定している。勝手にボトラーも蒸留所も決めているのである。


←次の記事
「旧字の薦め」 
前の記事→
 「自家中毒」

ですぺら掲示板2.0トップページへ戻る

このページについて...

2008年07月31日 00:04に投稿された記事のページです。

次の記事←
旧字の薦め

前の記事→
自家中毒

他にも
  • メインページ
  • アーカイブページ

  • も見てください。

    アーカイブ

    ケータイで見るなら...


    Google
    別ウィンドウ(orタブ)開きます。

    牛込櫻会館(掲示板1.0他)内
    ですぺらHP(掲示板2.0他)内
    Powered by
    Movable Type 3.34