1980年に閉鎖を余儀なくされたアードベッグ蒸留所だが、1997年にグレンモーレンジ社が操業を再開。そのモーレンジ社自体のオーナーが移り変わっているが、アードベッグの香味にはいささかの変化もない。2004年にベリーヤング、2006年にスティルヤング、2007年にオールモストゼアと、1998年に蒸留された原酒が熟成される過程を順次ボトリング、スモーキーかつピーティーな味わいをさらに増してきた。
オールモストゼアを継ぐ10年ものがいよいよボトリング、7月25日に限定発売される。題してアードベッグ・ルネッサンス。55.9度のカスク・ストレングスで、定価は税込みで7500円ほどになる。
ところで、オールモストゼアの平行輸入は1万円を超えていた。その正規品が入荷したので値下げする。実はアードベッグ・ルネサンスの発売を前に、蒸留所からオールモストゼアのラストストックが出荷された。国内入荷本数は300本だが、その内の数本を入手したのである。
なお、ルネッサンスが入荷した折、ベリーヤング、スティルヤング、オールモストゼアを含めて四種類のアードベッグの飲み比べを試みる。このようなこともあろうかと、拙宅に隠匿していたのである。ご期待あれ。