全374頁の内、本文はほぼ半分の191頁。しかも口絵が真ん中に挿入されるという奇想に充ちた一本でございました。なかでも圧巻は訳者前口上、語り手とアルベルチーヌの関係にとどまらず、「その連想や比喩、分析や思考の道すじはときに、すんなりと頭に入らないことがあるかもしれない。その場合はもう一度反芻しながら、ゆっくりと読み進めることをお薦めする。文体上の複雑さは作品が晦渋であることを意味しない」
プルーストを読むうえで大いなる示唆を得ました。こちらこそ感謝いたしております。
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全374頁の内、本文はほぼ半分の191頁。しかも口絵が真ん中に挿入されるという奇想に充ちた一本でございました。なかでも圧巻は訳者前口上、語り手とアルベルチーヌの関係にとどまらず、「その連想や比喩、分析や思考の道すじはときに、すんなりと頭に入らないことがあるかもしれない。その場合はもう一度反芻しながら、ゆっくりと読み進めることをお薦めする。文体上の複雑さは作品が晦渋であることを意味しない」
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