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キルホーマン   一考   

 

 ウォンズ パブリシング リミテッドが発行する「WANDS」2007年1月号へ土屋 守さんが寄稿なさっている。「2006年 スコッチ業界に起きた新しい動き」がそれで、昨今のマイクロ・ディスティラリーの動きについて詳述している。

 http://www.wine.or.jp/wands/2007/1/scotch.html

 十八枚ほどの稿なので、ぜひお読みいただきたい。文中、アイラ島で八番目となるキルホーマン蒸留所について触れられている。キルホーマンが入荷したのは先月のこと、2007年12月20日蒸溜、2008年2月8日のボトリング、アルコール62.4度のニュースピリットである。フェノール値は50ppm、ラフロイグと同じである。
 売価は5000円ほどで発売即完売、しかし七月には再入荷。その理由は日本のファンの熱烈なニーズに応えたいとの由。どことは書かないが、某酒店では50ミリリットルのミニチュア瓶を2980円で発売したと聞く。そのようなものに集るのは蠅か蛆と決まっている。それにしても、一部のモルトファンの見苦しさ、またそれに付け入る業者の浅ましさには反す言葉もない。蒸留所にしてからが、ニュースピリットを売ってでも金を稼がなければならないとしたら、なんのための蒸留所かと問い質したくなる。ウィスキーとは年月の掛かるものなのである。


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