ビール、焼酎、ワインは最低限のものを蔵した、日本酒は置かない。ブランディー、ブレンド・ウィスキー、アイリッシュ、バーボン、ジン、ウオッカ、ラム、テキーラ、フォーティファイド・ワインその他は僅かづつだが置いている。
ブランディーの在庫は十一種だが、今後はアーリー・ランテッドとグラン・シャンパーニュのみ増やす。ブレンド・ウィスキー五種とアイリッシュは三種だがこちらは廃止。バーボンは十九種類だが、ハーパーやローゼスなどコンビニやスーパー向けの月並なブランドは廃し、スモールバッチもしくはシングル・バレルのみ置く。
ジンはピムリコとプリマスをメインに、ボトラーが扱う特種な商品のみに限定。ウオッカは今の在庫がなくなればスミルノフの黒ラベルのみ置く。テキーラは廃止。ラムは結構な在庫があるが、それがなくなればケイデンヘッドのヴィンテージものに統一。フォーティファイド・ワインは以前の店で懲りたので、若干の在庫はあるが店には置かない。
さて、問題のワインだが、こちらは在庫を小出しにする。高級品は売却し、大した量ではないが、それでも三、四十本はある。私事ながら、ワインでは松友さんの世話になりかつ甚大なご協力を得た、感謝したく思う。
モルト・ウィスキーの在庫寡多録がほぼ出来上った、これで店と自宅との照合が可能になる。在庫は約五百本、店との重複は百本ほどである。先日の「新規ボトル」へダグラス・レイン社のオスロスクとオーバンをはじめ、数種を加えたい。
現在、モルト・ウィスキー以外の寡多録を作っている。こちらは四頁ほどにしかならない。店が小さくなったので特化するしかない。モルト・ウィスキーも既に全蒸留所は揃えていない。揃える必要を覚えないからである。特化とは他にはない自己主張の強いモルトの意。思うに、嗜好とは物事に対する心得乃至は覚悟を意味する。好き嫌いなどという小事をのみ示唆するにとどまらない。