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噫、肉体は悲し   一考   

 

 押しがけのバイクが池袋で故障、追い越し車線でのエンジンストップだったので周章てる。無事に追突を避けて歩道へ、押しがけを繰り返すもなんの反応もなし。交番を訪ねるが近隣にバイク屋はなし、さりとて工具の持ち合わせもない。近所の車屋を片端から交渉して歩き、親切なところを見付ける。ここまでで一時間半が経過。
 点火プラグが乾いていたので、ガソリンの供給がストップしたものと思われる。キャブは掃除してから間がなく、コックからもガソリンは吹き出ている。ガソリンタンク、コック、ホース、キャブレター、エンジンというシンプルな構造なので、ガス欠の理由は解らずじまい。車のバッテリーを拝借してエンジン始動、しかし始動に不必要なほど時間がかかる。その足で行き着けの戸田のバイク屋へ戻り、コックを注文。そのまま自宅へ戻って工具一式をバイクへ積んで赤坂へ。以上が九時出勤の言訳なのだが、この間に店へ来られた方がいらっしゃれば申し訳なく思う。
 それにしても、なにが理由なのだろうか。キャブは問題なし、とすればコック上部のプラスチックのフィルターの目詰まりしか考えられない。その目詰まりの理由はなんなのか。それでなくとも古いバイクなのでリザーバーは使わない。タンク底部の水が錆をもたらす、これはヤマハにはよく見られる症状であるが、ホンダやカワサキではあまり聞かない。そして、乗っていなかった間はひとまずタンクを空にしてから満タンにした。錆がひどかったのはスプロケットとチェーンの方である。
 一九八〇年代のバイク(CBX125)なので、時の経過は予期せぬ事態をもたらす。私の肉体同様、使い古すと因果関係の分からないトラブルが続発する。「生心を伴わないこと」と言ったのはかかる事態、すなわち肉体の悲しみを指すのであって、他意はない。


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2007年12月19日 22:18に投稿された記事のページです。

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