一考さま。
「玻璃」三冊が関川左木夫の作品だといふお言葉、心打たれて拝読しました。さう、まさに作品といふほかありませぬ。「玻璃」が関川氏の死去で中絶し、第四巻が思つてもみなかつたであらう関川氏自身の追悼号になつたことを知つて驚きましたが、そのあとを継ぐやうに打診されたのが一考さんだといふことを知り、ますますこの雑誌が貴重なものになりました。お書きの雑誌、いくつかは名のみ、あとは無知蒙昧なるわたくしとして初めて目にするものでした。ゆつくりそんな四方山話をお聞かせ下されば幸ひです。十月にお目にかかるのを鶴首して待つてをります。