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夏の風物   一考   

 

 このところ足繁く荒川河川敷へ行く。拙宅のすぐ横が彩湖で、道満グリーンパークが隣接する。そして四日は戸田橋の花火大会。かつてA子さんは戸田の花火が好きだったが、開催が土曜日なので私は行かれなかった。戸田へ転居後八年を経てはじめて「涙しとしとちりかかる」「銀と緑の孔雀玉」の饗宴のなかに身を置いた。Kさんから預かっている自転車の籠にビールを積んでのひとりぼっちの宴だった。
 煙火の業界用語でいう「座り」や「盆」はともかく、「消え口」の良くない花火が私のたっての好みである。すべての星が吹き消すようにふっと消え去ってしまうのは勘弁願いたい、「パッとしだれてちりかかる」余韻が堪えられないのである。「線香花火の一本の燃え方には、「序破急」があり「起承転結」があり、詩があり音楽がある」と著したのは寺田寅彦だが、その波のごとき呼吸が花火の魅力だと思っている。
 週末から来週にかけてはペルセウス座流星群が出現のピークを迎える。自転車の活躍がまだ続く。

 松友さんから問い合わせのあったですぺら新店だが、丸一箇月遅れの進陟に手を焼いている。明日夕契約のために赤坂と西麻布へ出掛けるが、開店が九月にずれ込むのは必至。これからは困窮生活に陥る。


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2007年08月07日 20:57に投稿された記事のページです。

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