当掲示板はあとから誤字脱字の修正が行われる。SNSとの決定的な違いは他にもあって、削除もしくは検索にかからないように細工できること。ただしキャッシュが消える90日以降だが。
先日もあるひとから名指しで非難されたと云われたが、わたしは名指しなどした覚えはない。名指しすればGoogle検索で引っ掛かるからである。よって褒めるときは名指しするが、貶すときは匿名にしている。にもかかわらず、決めつけられたのはシャクにさわる。いっそ、当掲示板上から消えて頂きたいと思っている。削除はしないが、現在ウエブ上に残されているキャッシュがなくなれば少なくとも検索からは消え去る。
あるひとは最近水際立った作品を著している。他のひととのトラブル(わたしではない)がそのひとの情動を突き動かしたものと思われる。作品にはセンチメンタルが、エロスが流れている。無機質な作品群にあってわずか一作だが、間違いなく傑出している。ただし、情動が収まれば、元に戻ってしまうのでないかとの危惧を抱いている。いままでいろんなひとの作品を読んできたが、そのようなケースが多い。
そのひとは自己中との束縛からいかにして遁れるのだろうか。エロティシズムと行動としてのエロとはまるで逆の構造を持つ。大手拓次や塚本邦雄ではないが、禁欲とは限りなく淫蕩になることとの言葉もある。
繰り返すが、そのひとの最大の欠点は、他人を非難しても自らは決して謝らないこと。常に自分のなかで堂々巡りを演じてい、顧みるということがない。反省がなければ、反芻も立ち徘徊るとのプラトン的行為もなくなる。他者がいてこその内観であって、不特定多数は自己の投影たりえても他者たりえない。この辺りの消息が理解できれば作品は大きく変わるのだが。
もしも切り替えが巧くゆき、ということはどこぞで他者を見付け、水際立ったところの作品を続けて著すことができれば、いろんなひとがそのひとの作品を取上げるであろう。そうなることを願っている、願っていればこその当掲示板からの消滅である。