893の人工透析ならびに腎移植が物議を醸している。問題になっているのは医師の方だが、893の延命のほうもわたしには気になる。まず、命を惜しんで893はつとまるまいと思うのだが。
893は組織命であって、個であることを端に捨てている。従って、893といえども人の子とか、
病は個のものといった理屈は通じない。況んや、相手は山菱の総長である。延命を図りたいのなら、まず組から離脱して個人にもどるべきである。離脱しないでの透析、移植なら、それを受け入れた病院側も反社会的集団の一員と受け取られて仕方がないだろう。
テレビで医師が医学上の知見の正しさを強調していたが、それは問題のすり替えである。透析や移植を受け入れたこと自体が問われているのである。医師としての倫理をどこへ置き忘れてきたのだろうか。