下段は色絵龍文皿、砂高台に小さなカケ、本体にニュウや窯キズがあった。径23.5cm、高さ4cmの中国製だが、2000円で入手した。購入先はかつて当掲示板で紹介したみどり屋亀岡店。
上段は天目茶碗だが、落札価格は40000円。こちらは貿えなかった。
最近、古伊万里の染付矢絣図もしくは矢筈文様、格子文の蕎麦猪口がよく出品されている。わたしは蕎麦は好物だが、蕎麦猪口を蒐める趣味は持たない。
新規の店の食器に伊万里を蒐めている。赤絵ではなく、印判手である。印判手とは、同じ模様の商品を大量につくるために、型紙摺絵や銅板転写で模様をつけたもの。従って、一部模様がなく、白いままで出荷されているものもある。
印刷ミスを妙味として面白がり、窯キズなどもうるさく云わない、そうしたおおらかさが伊万里焼の良いところである。