久しぶりにオートバイが帰ってきた。先項で風邪をひいたと書いた、実はまだ引いているのだが、熱は下がっている。で、熱が下がったときに、用事もないのに、三木、三田と走り回った。四輪と違って二輪のバッテリーはすぐ上がるからである。
明石へ戻り、毎日自動車商会へ向かっているさなか、ラジエーターのアッパーホースが破裂した。よく聞くトラブルだが、わたしにとっては初の経験である。まるでエンジンが爆発したようなショックで、そこらじゅうにクーラントと白い湯気が飛び散り、ズボンは赤錆びたクーラントで泥だらけになった。
ラジエターキャップに設けられたリリーフバルブは壊れている、サーモスタットは機能していない、ホースは硬化していると、散々だった。ごそっと入れ替えたが、流石に26年を経たオートバイである。前の持ち主はいささか荒い乗り方をしていたようである。それにしても、この様に古いオートバイのパーツがよく入手できたなと思う。
破裂したアッパーホースは正規品より短く、汎用品を使っていたようである。クーラントには、最近、トヨタが使っている8万Kmまたは4年(新車充填時には16万kmまたは7年)と長寿命な「スーパーLLC」を用いた。これでわたしが生きているあいだは大丈夫である。
追記
事故後、オートバイはその場で動かなくなり、トラックによる搬送ならびにわたし自身の帰宅に至るまで毎日自動車商会を煩わせた。いつものことながら、感謝している。わたしが這入っているROUTE2000(CFスーパーロードサービス)でも良かったのだが、あまりに近かったので毎日の川口さんにお願いした。