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電圧計   一考   

 

 エリミネーター250LXは1989年製、以前乗っていたBMWのR100RSは1986年製の後期タイプ。共にキャブ仕様の旧車である。前者は250ccで40馬力、後者はリッターバイクで60馬力。R100RSは出力を落としてトルク重視のセッティング、250LXはギア比によってやはりトルクを重視している。

 先日、バッテリーの充電について書いたが、現行のバイク(四輪も同じ)と違って、旧車には電圧計が必要になる。BMWには最初から電圧計が付いている。
 現行車と旧車では発電の仕方が大きく異なり、コイルとブラシの接点で交流を発電、レギュレーターレクチファイヤーで直流に変換しバッテリーに充電する。この時に12.5V以上で充電されるとコイルに回る電圧が高すぎるため、コイルの皮膜が溶け発電しなくなる。この皮膜の溶解を事前に防ぐのが電圧計である。ちなみに、現行のバイクは13.8Vで充電される。
 このような後付けによる計器類、電圧計、電流計、水温計、油温計、燃圧計、排気温度計、ブースト計、タコメーターなどは現在の車にあっては恰好を付けるの他、意味はない。コンピュータ技術の発達に伴い、フューエルインジェクションが開発され、すべてはECUによって制禦されるようになった。オートバイでは1982年に川崎重工業のZ750GP(Z750V1)に初めて採用され、90年代に這入って普及するようになる。要するに、ECUが開発されるまではいろんな計器が必要とされたのである。


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2015年06月08日 20:59に投稿された記事のページです。

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