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アンモナイト   一考   

 

 古生代オルドビス紀の三葉虫化石を買ってきた。三葉虫の化石は必ず頭と胴とが離れている。従って、くっついている化石は補修されたものである。まれに接続部分の完璧なものもあるが、それらは何万円もする。
 中生代白亜紀のアンモナイト化石も一緒に買ってきた。古生代シルル紀末期から中生代白亜紀末までのおよそ3億5,000万年もの間、海洋に広く分布し繁栄した頭足類。特にマダガスカル産のホワイトアンモナイトとクリオニセラスは美事である。表面に保存された真珠層が美しく、それをめくるとアンモナイト特有の縫合線があらわれる。もっとも真珠層に価値があるのであって、剥離すると面白くも可笑しくもないただのアンモナイトになってしまう。共に860円である。

 これらはオートバイの代わりに購入したものである。かつて透析治療のやむなきに至った折、川久保病院で自らの生死と諍っていた。ひとは死と直面するとさまざまなことを想起する、わたしはオートバイで走り回った北海道である。
 その後、ドナーのお陰で生体腎移植を受け、いつの日か再び北海道へ行かれるようになった。そのためのリハビリテーションを繰り返している。大量の携帯トイレ持参なら北海道も可能である。アンモナイトで有名な中川町の元町長亀井義昭さんと再会できるやもしれず。
 車はひとに見せるものにあらず、またひとと乗るものでもない。然るべきところへ素早くわたしを運んでくれる、そのための道具である。イズミヤのアンモナイトでなく、北海道のアンモナイトに触れてみたいのである。


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2015年04月25日 18:22に投稿された記事のページです。

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