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新年   一考   

 

 失神とは血圧が下がった結果であって、血圧が下がればはらわたがねじ切れるような痛みと冷や汗が吹き出てくる。血圧が80-40になると激痛に襲われ、70を切ると痛みで失神する。わたしの場合はその数値が基準になる。失神の症状については過去20回ほど詳述してきたので繰り返さない。
 大晦日に血圧が下がり、少し落ち着いた状態で血圧が80-40だった。70は切らなかったようで、失神にまで至らずに済んだが、痛みはいまなお続いている。
 失神の理由は大脳皮質全体や脳幹の血流低下である。例えば、大食をし、一時的に血流が胃腸に集中するなどである。もっとも、わたしの場合は慢性の貧血もしくは度重なる下血が理由の大方を占めていた。神戸へ引っ越してからは下血が鳴りを潜め、貧血が幾分改善され(ヘマトクリット値が35から36)、失神から解放されたと思っていた。ところが、2度の経験で、引っ越してからの理由が貧血でなく飲酒だと分かった。

 明日5日と7日が通院日で後者は神大病院での血液検査である。通常の84項目の血液検査ではアルコール不耐性またはアルコールすなわちエタノールが代謝されてできるアセトアルデヒドと免疫抑制剤との関係は分かるまい。あるいは再生不良性貧血なども考えられる。いずれにせよ、症状を詳しく医師に伝えなければならない。医師は間違いなく困惑するだろう。アルコールと失神を結びつける病気など存在しないからである。戸田中央でも貧血以外に失神に至る因果関係は分からなかった。

 はなしは変わるが、わたしは高血圧の貧血である。腎障害の患者はほとんどがそうである。よって多量の降圧剤を服用している。一方で、この降圧剤は貧血を引き起こす要因にもなる。
 移植を経験すると生涯ステロイド剤が必要になる。ステロイドの服用を忘れるとそれは死を意味する。ところが、このステロイドは深刻な副作用を齎す。そして二度ほど死に掛けた潰瘍性大腸炎もステロイドによってかろうじて抑えている。ちょいと難儀な問題を抱え込んだようである。                    
 明日までになんとかしたいので、無理矢理入浴する。尾籠な話だが、入浴中、トイレへ二度駆け込んだ。正月用に贖った食料品はなにひとつ食していない。水菜や三つ葉など足の速いもののみ、お浸しで頂戴す。一日からミヤBMを服用、ぼちぼち効果が顕われるはずである。


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2015年01月04日 17:42に投稿された記事のページです。

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