前項で近隣のイオンが今年一杯で閉鎖されると書いたが、インスタント食品は予てよりイオンに頼っていた。大塚食品の「マイサイズ」やトップバリューの「ヘルシーアイ」である。腎障害や糖尿病を患っている方は大方が世話になっているはずである。
量すなわちカロリーを減らした食品であり、大塚食品の「マイサイズ」はすべて100kcal、100グラムから150グラムを中心に構成されている。ちなみに、「マンナンごはん」は1パック130グラムで150kcal、それにカレーを加えて250kcalになる。
「ヘルシーアイ」は「マイサイズ」からさらにカロリーと塩分を減らした食品で、80kcalを1単位として、1日の摂取カロリーを抑えている。「中華丼(150グラム)」や「すきやき丼(115グラム)」はお気に入りで屡屡食している。発症当時、一日の摂取カロリーを700までに抑えるよう指導されたが、手の施しようがなく「ヘルシーアイ」に頼ったのを覚えている。食品もさることながら菓子の類いは貴重である。
今では80、100,120kcalと指示されれば、その通りの献立を組み立てるが、当時は難儀させられたものである。移植を受けた後は1200kcalまでにとの指導を受けているが、これは基礎代謝を踏まえたものと解している。
さて、昨今もっとも問題になるであろう食品はラーメンと栄養ドリンクの類である。栄養ドリンクを常用すると死に至るのはネット上で多くの医師によって証明されている。よって、こちらではラーメンについて著す。
流行りの六厘舎のつけめんは1,182kcalだが、これなどはまだ低カロリーな方である。こってり味と称するラーメンには「1g=9kcal」もある背油が追加される。それだけでも、10gなら90kcalになる。ラーメンの世界では1,400kcalや1,500kcalを超えるメニューが当たり前になっている。昔の支那ソバ(醤油味)は400kcalだったが、際限なく濃厚な味付け、高カロリーになっている。ラーメン一杯が一日の摂取カロリーを超えてしまうとは。
イオンはマックスバリュ、ダイエー、マルナカなど、夥しい数のスーパーを傘下に持っているが、そのすべてがトップバリューを扱っているわけではない。マルナカは比較的置いている方だが、流石に「ヘルシーアイ」は扱っていない。イオン西神戸店の閉鎖は仕方ないとして、みなさんがイオンショップへ移行するとも思われないのだが。