サイクルワークショップクサカ(神戸市西区森友4丁目98-2)とサイクルライフマツダ(明石市王子1丁目15-1)へ挨拶に。神戸市と明石市だが、自転車で10分足らずの距離である。クサカについては過去掲示板で触れたことがあるので、今回はサイクルライフマツダを紹介したい。
元々、両者は明石市硯町の同地番にあった。クサカは自転車を造るところ、マツダはそれを売るところ。正確には松田さんが日下さんのところに居候していたのである。その後、松田さんは硯町からハイツヒラノ(明石市大道町1丁目5)へ引越し、向かいの木造家屋へと再度引越された。
クサカはビバロで知られたピストを造っていた。明石には競輪選手が多いが、その多くがかつてビバロに乗り、松田さんの客だった。その松田さんと久しぶりに話し込んだが、車体に軽量化したパイプを使うと耐用年数が短くなると云うところではなしが止まった。
引越に際し、幹郎さん家(ち)と周さんのところへ嫁入りした自転車を思い出したのである。幹郎さんの自転車のヘッドチューブに罅が這入っているとか、周さんの自転車のチェーンの断裂、またはブレーキシューのワッシャーのひび割れなどを思い起こした。共にアルミフレームの自転車だが、やはりクロモリと比して軽量化には問題が生じることが分かった。
競輪選手ならいざ知らず、通常は切れないチェーンがいとも簡単に切れるなど、周さんの脚力を甘く見ていたと反省している。クロモリフレームの自転車を置いてくるべきだった。それにしても、アルミ、チタン、カーボンなど、自転車の軽量化は極限に達している。10キロを切るのが当たり前になってい、なかには5キロほどの自転車すらある。しかし、わたしは10、12キロが限界だと云う。軽量化と耐久性についてはもう一度考え直すべき大きな問題を孕んでいる。
http://cyclife.web.fc2.com/cyclife/shoppu_shao_jie.html
追記
従来は手組ホイールしかなかったが、1990年代に這入って完組ホイールが登場した。スポークではなく一体成形のディスクを採用したカーボンホイールなどである。軽量化はフレームに止まらず、有りとあるパーツがカーボンで造られるようになった。レース用ロードバイクはUCIによって、合計重量が6.8kgを下回ってはならないと規定されているが、現実には下回っており、バラストを積んで走っている。
わたしがここで云っているのは70年代のロードバイクであって、手組の自転車である。組み立てに興味があるのであって、完成品に興味はない。もっとも、エディ・メルクスのような軽量化に拘るレーサーもいたが。