レイアウトが崩れる方・右メニューが表示されない方: >>シンプル・レイアウトへ

« Uターン禁止 | メイン | 福祉医療つづき »

税金泥坊   一考   

 

 車のナンバープレート及び車庫証明以外の役所の手続きがあらかた終わった。あらかたと書いたのは、三郷市の25年度26年度の所得証明がそれぞれ2通必要なそうな、1通は障害福祉課(更正医療の手続きに必要)、1通は市民課介護医療係(重度障害者医療費受給者証の手続きに必要)。ちなみに、同じ市民課の国民健康保険は三郷市へ所得証明を直接問うと云う。同じ役所であるにもかかわらず3通りの対応とはこれ如何に。役人根性はよく分かっているつもりだが、腹立たしく思う。
 西区の区役所に更正医療及び重度身障者医療に詳しい方がひとりいらして、随分と助かった。ただし、窓口を7箇所も回された。三郷市へ引越したときは僅かに2箇所、その理由は隣の窓口の業務は暇であっても一切手伝わないとの神戸市役所の悪しき慣習による。
 医療に詳しい方がひとりと書いたが、三郷の市役所には5人はいらした。人口比は10倍以上なのだが。そのお一人は障害者、車椅子での応対だった。埼玉と神戸の違いについて話し込んだが、互いにその余りもの違いに驚く。今後、親しくなられそうな方である。

 埼玉では更生医療を受けている重度身障者の医療費は、更正医療費を含めて一切無料になる。思うにこれは大変な特典である。どうやら埼玉県以外にはそのような特典は存在しない。東京も扱いの酷いところと聞いていたが、神戸はさらに酷かった。同じ病院の他の科に掛かれば、更生医療の対象外で有料となる。戸田中央では内科であれ皮膚科であれ泌尿器科を通しての治療となったが、かかる便宜は神戸にはない。要するに、埼玉県では行政、病院が一丸となって患者に負担がかからないように努めている。細かいはなしだが、整腸剤や感冒薬も泌尿器科医の処方で頂戴していたが、そのようなことも神戸では不可能である。

 車椅子の彼によれば、現時点では混合診療は認められていないので、自由診療は迂闊に受けられないとか。遡って健康保険が適応されなくなり、とんでもない請求書(数百万円)が行きますよとの注意を受けた。わたしは定期的にリツキサン(自由診療)を打つ必要があるので、なにかしらの方法(例えば埼玉県へ出掛ける)を考えなければならない。
 通院は病院薬局共に1回600円、月2回まで。入院は1回一箇月2400円、他の病院は悉く1回600円、2回まで。なお、一箇月6000円の障害者手当は出ず、ガソリン券も存在しない。概算だが埼玉と神戸を比べると、年間にして20万円ほど(駐車場代は別)の出費増となる。収入のない方はどう工面されているのだろうか。福祉医療に関しては全国で最低の水準である。
 それにしても、この程度のことを専門外として車椅子の御仁に押しつけ、学ぼうともしない神戸の役人の為体、税金泥坊とは如斯。


←次の記事
「福祉医療つづき」 
前の記事→
 「Uターン禁止」

ですぺら掲示板2.0トップページへ戻る

このページについて...

2014年05月09日 09:39に投稿された記事のページです。

次の記事←
福祉医療つづき

前の記事→
Uターン禁止

他にも
  • メインページ
  • アーカイブページ

  • も見てください。

    アーカイブ

    ケータイで見るなら...


    Google
    別ウィンドウ(orタブ)開きます。

    牛込櫻会館(掲示板1.0他)内
    ですぺらHP(掲示板2.0他)内
    Powered by
    Movable Type 3.34