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さようなら戸田中央総合病院   一考   

 

 透析治療のことではじめて戸田中央の診察を受けたのは2009年だったが、駐車場が有料だったのでそれきりになった。その後、北里研究所病院と東葛クリニックでの透析治療を経て、2011年9月初旬、腎移植の相談でふたたび戸田中央を訪れた。翌年1月検査入院、移植手術は半年後の7月だった。
 2014年4月21日が最後の診察だが、この2年半戸田中央へ日参したことになる。当初の担当医は徳本医師だったが、2012年4月湘南鎌倉総合病院へ移籍、その後担当医は瀬戸口さんに代わり、執刀していただくことになった。2013年04月、瀬戸口医師は済生会栗橋病院へ赴任、松田さんがその後の担当医となった。
 医師は変わっても事務員や看護師は変わらない。お名前は書かないが、見送ってくださった事務員、最後の説明をしてくださった看護師の鈴木さんに感謝。「腸と穿孔」で「採血を済ませ、採尿のためにトイレへ這入り、そのまま失神」と書いた2013年02月07日にも、鈴木さんの世話になっている。そもそも医師の云うことがどこまで患者に伝わるかは疑問である。それを翻訳し、正確に伝えるのが看護師の最大の勤めである。病気の性質上、わたしの周りには認定看護師が多かったが、ICU、入院病棟、外来共に、戸田中央にはすぐれた看護師が多い、どれだけ助けられたか分からない。
 誰もが経験することだが、別れを告げるに際し、わたしも感情が昂ぶり目頭が熱くなった。これではいかんと、極力平静を装ったが、捨て置けば泣き出したに違いない。事程左様に戸田中央にはわたしの血と涙が刻み込まれている。病院は入院した人の数だけの喜怒哀楽を飲み込んでいる。看護のような過酷な仕事にわたしなら堪えられるのだろうか。


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2014年04月22日 13:25に投稿された記事のページです。

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