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パルス療法   一考   

 

 暗い話である、よって飛ばしてお読みいただければ幸甚。昨日の血液検査でクレアチニンが2.87になった。移植手術以降で最悪の検査結果である。リッキサンは副作用が激しいので次回は半年後になる。よって昨日はパルス療法を受けた。
 症状が重くて、早急な対処が必要とされる場合、内服では十分に効果が出ない場合にステロイド剤を大量に注射する療法をパルス療法と云う。わたしの場合は1日500ミリグラムだが、これはソル・メドロールの錠剤125錠分(プレドニンに換算すると625ミリグラム)になる。
 静注後、入院病棟の看護師と出遭い、パルス療法なら入院すれば良いのにと云われた。極力外来で処理していると説明する。
 セルセプト250ミリグラムを朝夕4錠ずつに増量。保険対応で1錠千円の薬なので、1日8千円である。

 尿沈渣6項目のうち白血球が30-49毎、細菌が1+でどうやら膀胱炎を起こしているようである。ただし、尿AIb/cre補正値が36.36から17.25へ下がっているので、抗生物質で治るだろう。ただし1日3リットルの水分補給が必要。セフジニル100ミリグラムを朝夕四日間服用の予定。
 他では、尿素窒素、中性脂肪、血糖、LDH、尿中微量アルブミンが跳ね上がっている。これらはステロイドをはじめとする免疫抑制剤の副作用である。特に血糖値はすぐ上がる。副作用分を端折れば、現状では糖尿の心配はまったくない。新しい薬局の薬剤師は免疫抑制剤に詳しく、服用量と副作用の数値を手際よく計算してくださる。

 ステロイド剤は薬効がある、と云うことは副作用もそれなりにある。大量投与で現われる副作用として、感染しやすい(抗炎症・免疫抑制)、糖尿病、胃潰瘍、精神症状、ムーンフェイス・中心性肥満があり、長期投与で現われる副作用として、副腎機能の低下、骨粗鬆症、高脂血症・高血圧、筋力低下・筋肉痛、白内障・緑内障がある。また、人工透析患者にしばしば現れる特発性大腿骨頭壊死症はステロイド剤の服用が要因のひとつとされる。わたしの場合は、手足の痺れや異常感、力が這入らない、筋肉痛、歩行時のふらつきや目眩などの症状が顕著である。


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2014年02月25日 08:31に投稿された記事のページです。

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