SONNET CRESCENDO/ST G4におけるCPUとヒートシンクとのかしめにはヘクサロビュラ規格ネジが使われている。特殊なネジでその辺りの日曜大工の店では売っていない。当然、専門店ということになる。
CPUとヒートシンクの取付けになぜ、このようなネジを用いるのか、理由がまったく分からない。外すのにヘクサロビュラ規格のドライバーが必要だからである。
前述したスイスのPB社は特殊なドライバーならなんでも揃う、それこそ特殊な会社である。もっとも、わが国はビットに関しては怖ろしく傑れている。インチサイズの変形ビットまでほとんど揃う。おそらく車の整備の必要上生れたものと思われる。
ハーレーは当然としてBMWのエンジンを触るのにインチサイズの工具が必要だった。それよりも、自転車に使われているネジはイギリス、フランス、イタリア、アメリカとすべてサイズ、ピッチから正逆まで異なる。ネジは時計回りに締めるものと思っているとひどい目に遭う。そのことを思えば、パソコンなんぞ、容易いものである。