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穿孔と肺炎   一考   

 

 7、8の両日は穿孔の検査に追われ、休み明けは肺炎の検査に明け暮れた。というのも、休みの間、体温その他が乱れにみだれた。例えば、朝38.1度が昼には36.9度、夜には37.8度といったたぐい、明らかに肺炎の兆候である。
 今回は問題はなかったが、サイトメガロウィルスとは命ある限り付き合わねばならない。肺炎に限らず、いかなる病であろうとも根治はない。免疫が抑制されているのでウィルスを自分で飼い続けることになる。肺炎ならば悪くて半年、良くて三年、いずれ死が訪れる。
 移植腎の拒絶反応が続いていること、糅てて加えてサイトメガロウィルス、そんなところへ貧血による失神である。食事をすれば腹に血がまわり、トイレで息めば下肢に血がゆき、昏睡状態に陥る。注意をするようにと云われても、失神の際の絶望的な痛みはよく分かっている。好き好んで失神する物好きはいまい。いつも書いていることだが、病は天災と同じく理不尽なものである。意識するとしないとにかかわらず、一方的に押しかけてくる。不条理の悪夢そのものである。


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2013年03月16日 07:19に投稿された記事のページです。

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